こころざしを再定義する。御社のゴールをデザインする。 CI・企業ブランディング・デザイン・コンサルティング

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産科・婦人科_可世木レディスクリニック 様

MI: 想いの整理・ヒアリング/ブランドコンセプト 等
VI: シンボルマーク・ロゴタイプの見直しセッション/ブランドデザイン(シンボル・ロゴタイプ)コミュニケーション設計/名刺/
   封筒/お薬袋/カルテ関連フォーマット/VI展開マニュアル/会員広告/サイン関連一式/野立て看板・電柱看板
BI: 制服の刺繍・採用活動 等

不妊治療にかける可世木院長先生の想いを、シンボルが代弁。
不妊治療で有名な可世木病院の当時副院長・可世木博先生が独立開院されるとのことで、ご相談を受けることに。相談当初お伺いしたのは、既にシンボルマークなどを別のデザイン会社に発注、確定していたが日を追うごとに違和感が生まれたとのことでした。当時確定していたシンボルマークは、卵が割れてひよこが産まれているシンボルマークでした。色はピンクを基調にとてもかわいいデザインで、私は特に違和感を感じなかったのですが、詳しくお話を伺ったところ、開院予定の病院は不妊治療に特化しており、赤ちゃんが授かる治療に専念。分娩は行わないとのことで、現状のシンボルマークの場合、一般的な産婦人科に見えてしまうという事情がわかりました。また、不妊治療を続ける女性の心理状況で、いかにも産婦人科という診察券だと、第三者に見られたときに、妊娠と勘違いされ心を痛める懸念もあるとのことが当事者への聴き取りによってわかりました。そこで、弊社ではなるべく抽象的なシンボルにすることを提案。女性の象徴となるお月様と卵子をモチーフに、可世木先生が手を広げて右手と左手を結んで「大丈夫、安心ですよ」という、メッセージをシンボルとして提案し採用されました。診察券も含め、一貫したイメージで展開し、可世木先生が他の人に想いを共有するための「きっかけエンジン」として設計しました。なお、お薬袋だけは治療をがんばって赤ちゃんを授かりますように、という願いをこめて「おくるみに包まれた赤ちゃん」を表すデザインとしました。可世木先生からは、開院後理念が伝えやすい仕組みができて良かったとのお喜びの声と共に、スタッフから白衣にマークを刺繍したいとの申し出があり、感動したとのお声などをいただき現在に至っています。


☆CIブランディングの背景など、詳しいお話しや別途社内講座・セミナーのご依頼もお受けいたしております。お気軽にお声掛けくださいませ。